アコーディナ の変な奏法・・・
2017年 07月 07日
アコーディナはボタン式鍵盤ハーモニカ。
ピアニカ等の鍵盤ハーモニカはどちらかというとアコーディオン風な音だけれど、アコーディナはハーモニカ風な音がする。
90年代にアコーディナのCDを聴いて俄然自分の中で「夢の楽器」としてムクムクと演奏・所有意欲を掻き立てられ、
遂に2000年9月にパリ郊外のアコーデオン職人さんローラン・ジャリ氏のアトリエで注文した私の最初の木製アコーディナは数か月後に届いた。
これは嬉しかったけれどこの当時まだボタン操作に慣れていなくて大変苦労した。
しかし、丁度アコーディオンをクロマチックボタン式に変えようとしていた頃で、このアコーディナのおかげでずいぶんとイタリア配列に慣れたのです。
このローラン・ジャリモデルは素敵な仕上がりだし音も優しくて良いのだけれど、いろんな事情で多分使用する機会が無いと判断。手放す決心をして、この春、運よく新潟県内の音楽をこよなく愛する演奏家のもとに渡ったのです。
いやー目出度し目出度し!
そして手元にあるアコーディナはマルセル・ドゥリュー氏製作の金属ボディのもので、
2008年のクリスマスイブにこれまたパリ郊外のアコーデオン屋さんで偶然みつけて衝動買いしたもの。
今や名古屋のモンテアコーディオンさんで正規に輸入販売している日本でもメジャー(といっても極々狭い範囲ですが…)なモデルです。
現在、この貴重な楽器の製作家はフランスに4~5人いてそれぞれ個性ある楽器を作っています。
新しいいくつかのモデルにも興味が湧いたのですが、2つ程試奏する機会があり、それなりに良かったのですがどうも良く出来過ぎ?の部分や欠点もそれぞれ見受けられたのです。勿論安いものじゃないし一時はアコーディナから少し遠ざかっていたこともあり興味の対象としては弱かった。
そして最近、またアコーディナに夢中!?
というのは新しい奏法(というかスタイル)を考えたからです。
楽器はマルセルモデルで十分。
何が新しいかというと・・・今のところ「秘密」。
ヒント?
昔アタジーンでやっていたピアニカの特殊奏法(今では別に特殊ではないみたいですが…)。
多分アコーディナを使ったこの奏法は未だ誰もやっていないと思います。
思わせぶりなこと書いていますがまあそんなに大それたことではありません。
ただ、この奏法を練習したら自分の中に新しい新鮮な感覚が目覚めたのです。
未だ少し慣れが必要ですがこの奏法のお披露目を新潟・三条のSato's Barにて7月19日(水)開催のベーシスト長野賢一さんとのデュオライブにてやります。この日はピアノとアコーディナのみ使用。アコーディオンは使いません。
また、8月19日(土)は田中のピアノ&アコーディオンのソロライブが新潟市内のレストランDr.可児にてありますがそちらでも少しご披露するつもりです。
ライブ情報はこちらをご覧ください。https://bossaccordeon.jimdo.com/concerts/
さてさてどんな感じなのか見てみたい方はご予約を!
画像は新潟市Jazz Flashにて。これはピアノの前でアコーディナを吹いているだけのノーマル奏法。
by bossaccordeon
| 2017-07-07 17:36
| アコーディオン
|
Comments(0)