トカちゃんと
2019年 07月 24日
ポルトガル系フランス人アコーディオニストCrestiano Toucas(クレスチアーノ・トゥカス=トカちゃん)と、岡山県出身パリ在住アコーディオニストtaca(タカ)さんの「ワールドジャズワークショップ」そして「ライブ」が新潟で2夜にわたって開催されました。
田中も全面的に理解はできなかったのですが、変拍子についてのレクチャーの中で以前から気にしていた三拍子と二拍子(つまり音楽の拍子の基礎)の構造と、特に三拍子に潜む大事な「モノ」について合点することがあり、そこから導き出されたことで[Swing]という概念が何処から来ているのかを(それにはToucasは直接触れませんでしたが)おぼろげながら自覚出来ました。
今回、田中がお手伝いさせて頂きましたが、どちらも盛況・充実した内容だったと思います。
ワールドジャズワークショップって・・・何?
自分でも分からなかったのですが、新潟のJazz Flashで7月21日の15時から4時間近くに亘って行われたそれには遠くからは東京や柏崎からアコーディオン奏者の方が参加してくれて、パーカッション奏者が二人、ボサコルも加えて7名が参加。
内容は、最初の1時間は???トカちゃんのやろうとしていることが皆さんに伝わり始めたのが1時間半後とみました。
あとはToucas お得意のスキャットというかVoiceを駆使した手法※にも音楽的な意味を凄く感じ取れました。
※参考動画↓
参加者がリレーで即興的に7拍子でスキャットをする場面ではやはり皆さん苦労していましたが、ここでも「声」を出すということに大きな意義を感じました。
日本人は声出すのが苦手だと思う。
これは意識を改革しなければいけないのかも・・・
写真はまるでアコのワークショップみたいですがたまたまアコーディオニストのWSでアコーディオンの参加者が3名だったということでした。
さて、翌22日は、彼らのライブ、+オープニングアクトにボサコル、本番ゲストに田中とパーカッションの伊藤哲君が加わりました。
アコーディオンのデュオライブだから少し苦労しましたが結果、会場はほぼ満席。
いや、お二人の本当に凄いパフォーマンスを観れました。
TacaさんはおなじみVictoriaのフリーベース入り13㎏!の楽器。トカちゃんの楽器はVictoria社のPiumaという新型で値段を聞いたら15,000€!
ダブルチャンバーで120ベース47音にしては10k弱という軽量のスーパーモデル。ちょっと試奏したけど、この楽器であのパフォーマンスだからライブの凄さを益々実感できました。
まあ、負け惜しみじゃないけど、僕の目指している(笑)楽器ではありませんが・・・
トカちゃんのテクニックは時にあのRichard Gallianoも凌駕しているんじゃないかと思うほどの閃きを感じさせます(動画参照↑)
一体どうやっているのか目を凝らしても分からないことが沢山ありました。
でも、そんなことは質問しませんでした。そういう問題じゃないのですね。もう少し上に音楽的な目標がある感じ。
そして、お人柄は本当にフランクで、陽気。時にはうるさいほど(失礼)喋る喋る。笑う。
機関銃のように話すので、田中ではなかなかフランス語が聞き取れない。
Tacaさんでも苦労するときがあるみたいです。
という訳で、まったく世界は凄いなあ!という感想で今回の新潟2Daysは終了しました。
WSとライブにお越しいただいた皆様、そしてタカちゃん、トカちゃん、会場のフラッシュとマッシュの方々に感謝いたします。
また来年も来るかもしれませんよ。期待しましょう。
・・・
画像は、オープニングアクトのボサコルと、本番でゲスト入りの演奏場面。
そして、打ち上げで見せてもらった、トカちゃんの「Japan Rail Pass」、当然日本人は買えないものですので初めて見ました。
by bossaccordeon
| 2019-07-24 12:38
| ライブ
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